渋谷の各地名の由来 宇田川町編

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渋谷区には沢山の地名があります。それらの地名を少し深掘りしていってみようというのがこちらのコーナー。今回はシブテナも店舗を構えます「宇田川町」を解説します。

宇田川町は渋谷区を代表する繁華街の一つです。渋谷繁華街の代名詞とも言える「センター街」が存在します。渋谷の中心地にあり、多くのエリアと隣接している事から人の通行量などは全国的にみても屈指の量で、年末年始、ハロウィンなどはとにかくごった返す若者の多いエリア古くからある歓楽街です。歓楽街以外にも区役所や小学校などもあり、人が集まる要素を数多く持つ地域です。

名前の由来は川?豪族?

さてさて、そんな宇田川町の名前の由来ですが、渋谷川の支流である「宇田川」という川が名称に由来します。ではその川の名前の由来は?と言うと、この地を開拓したと言われる豪族宇田川氏の名前から取ったのでは?と言う説が根強いようです。ただ、先述の宇田川氏の苗字は、室町時代から続く江戸発祥の苗字らしくその苗字の由来も渋谷を流れている宇田川なのではないか?という逆説もあったりするそうです。その他に「宇田」が砂・小石まじりの川を意味するから宇田川、という何だか現実的な説だったり「宇田」という刀が落ちた川であることに由来する神秘的な説などもあるそうです。宇田川という川自体は全国各地に点在していることから、本当の由来は現在でも明確ではなく解明できていないと言われています。

宇田川が暗渠で流れているので、西武A館とB館を結ぶ地下通路を造れなかった話は有名です

現在まで続く町名なのできちんと理由やルーツがしっかりとある上で付けられた名前なのかと思っていましたが意外にもかなり遡ってもはっきりしないという不思議な結果になりました。

第一回から明確な答えが出せないという結果ですが、渋谷のような大都会でもこういった伝説的な理由でついた名前があると考えると面白いですね!次回もお楽しみに!

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