【渋谷街灯コレクション】松濤文化村St編

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緊急事態宣言で街の灯りが消えるなか、ポツンと残った光。それは街灯でした。

コロナ禍、眠らない街「渋谷」も電気が消えてひっそりと街灯だけが灯り、どこか寂しそうな雰囲気になっていました。雨の日も風の日も、お祭りの日も緊急事態宣言中も街灯は渋谷を見守ってきました。その街灯、じつはエリアによってデザインが違うのはご存知でしたか??いつも見ているようで、見逃している渋谷の街灯について、ちょこっと豆知識をお届けします。

渋谷の街灯。今回は賑わう渋谷の街を歩いた先にある、緑美しい松濤文化村ストリートの街灯をご紹介します。以前ご紹介した文化村通りの続きですが、松濤郵便局前交差点からは街灯もデザインが変わっているんですよ。

かつては本店通り商店街だったこのエリア。松濤郵便局前から山手通りまで一方通行で狭い通りでした。2013年に拡張され、今のような通りに変わったそうです。その少し前、2011年の写真では、今の形の街灯が確認できていたので、開通前の歩道の整備などのときに建て替えられたようですね。

今までの渋谷の街灯とは違った繊細なイメージで、クリアなスクエアが二灯光ります。メタリックの柱と高さの違うアシンメトリーなデザインはシルバーアクセサリーのようなオシャレさ。一緒に立ち並ぶサルスベリの木とフラッグの鳥のイラストを見ると、鳥籠のようなデザインにも感じます。

緑の多いこの通りは季節によって様々な表情が見られるのが魅力です。そのどんな季節も照らす街灯は、シンプルでありながら繊細で美しい、まさにこの通りにぴったりの街灯でした。

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