”The Tokyo Toilet”神宮前公衆トイレ編

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渋谷区と日本財団、トイレメーカーのTOTOが「性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内に作ろう!」と始まったのがこの”The Tokyo Toilet”プロジェクト。今回ご紹介するのは”The Tokyo Toilet”神宮前公衆トイレ編です。

このトイレをデザインしたのはNIGO®氏。原宿エリアを代表する著名人です。

NIGO®氏

NIGO®氏は、かのA Bathing Apeを立ち上げたファッションデザイナー、ファッションディレクター、および音楽プロデューサーです、その知名度は世界的と言えると思います。建築分野における大物デザイナーの名前が並ぶThe Tokyo Toiletプロジェクトの中で「異彩を放つ目玉」の1人です。

そんなNIGO®氏がデザインした神宮前公衆トイレ、どのようなデザインでしょう??

何だか絵本に出てきそうなデザインです、子供もなんだか入りたくなっちゃうような不思議な見た目。都会にある無機質なトイレとはやっぱり一線を画してますね。「高いビルが建ち並び、日々変わりゆく東京とは対照的に、原宿の片隅にひっそりと立つ、古き良き一軒家をイメージ」「世代によって、トイレを使われる方が懐かしくも感じ、新しくも感じていただけるようなデザイン」(NIGO®氏)とコメントされています。

また、デザインの着想を得た建物として昔原宿にあった「ワシントンハイツ」の名前を上げています。「消えゆくデザインを大好きな街、原宿に残せたら、という思いもありました。」とのコメントをされており、NIGO®氏の原宿への思いを感じる事が出来ますね。

代々木公園内に残るワシントンハイツ。どことなくデザインが似ています。

個人的な感想ですが、原宿にしっかりとルーツのある方がデザインする、というのは素晴らしいと感じました。街に対する愛着が作り出すデザインはどこか温かみとやさしさがにじみ出ているように思いました。素敵ですね。

本日はここまで!次回もお楽しみに!

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