渋谷の坂散歩「代官山坂」

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渋谷区は実はとても坂の多い街だってご存じですか?渋谷駅はすり鉢状の地形の最も低い所に存在し、どこにいくにも大なり小なり坂を上っていくことが多いんです。皆さんの知っている良く名前を聞く坂から、あまり目立たない坂まで本当に沢山あるんです。このコーナーではそんな渋谷の坂を紹介していきます!

今日ご紹介するのは「代官山坂」という坂。察する通り、代官山駅から徒歩ですぐの場所にあります。この坂は道路そのものがつくられたのが昭和初期。命名時期もその頃と言われており、比較的新しい部類の坂だそうです。坂下は代官山通り、坂上は八幡通りに面しており、坂の南側には街のランドマーク、代官山アドレスがそびえ立ちます。それなりに交通量のある坂で、車やバイクが日中は数多くは知っている印象を受けました。

そんな代官山坂、少し降りていくと坂に沿って中央分離帯がありました。公園かな?なんて思いながら覗いてみると…綺麗なひまわりが!実はこの場所、代官山坂の中央分離帯を、地域の人たちが整備して造ったガーデンだったんです。その名も「ひまわりガーデン」!

この場所は2000年に代官山アドレスの建設とともに都市計画道路として作られたようなんですが、一時期は大量のゴミが投げ捨てられ目をそむけたくなるような光景だったそうです。それを見かねた「代官山ステキなまちづくり協議会」と民生委員の方々が、2006年に渋谷区にはたらきかけて当初10年間の約束で「ひまわりを植える」活動として、この地を借り上げたことから活動がスタート。今現在もその活動は続いており、地域の方々が主体となって管理を行い、毎年美しいひまわりが咲き誇っています。取材当日は8月の終わりでしたが、筆者と同じように坂を上りながらひまわりを眺める方が数多くいらっしゃいました。

このひまわりガーデン、季節ごとに代官山春花祭やラビットランなど素敵な催し物が行われているそうです、近くを通りかかった際には是非ご覧になってみてください!

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