渋谷には多くの愛称や通称があります。自然発生的にできたものから、命名されたもの、最近作られたものなどもありますね。そんな渋谷の街のナイスネーミングを探っていってみたいと思います。
あなたはいくつ思い浮かびますか?
今回は取り上げるのは「ランブリングストリート」。ここ、どこだかわかりますか?はい、ここ渋谷検定でも出まーす!Bunkamuraと道玄坂上を結ぶ、ちょっとドキドキする円山町のあの通りです。いつからランブリングストリートになったのか明確ではありませんが、2000年初期にはそう呼ばれていたという記録がありました。どうしてそのように呼ばれるようになったか定説はありませんが、ライブハウスの集積が進んで地元で「音楽の街」を目指そうという機運が高まり、ランブリング(ぶらぶら歩く)ストリートと言い出したようです。
そんなランブリングストリートが、今熱いんです!
注目を集めるきっかけになったのが、アニメ「パリピ孔明」。このアニメは、五丈原の戦いで病死した諸葛亮孔明が現代の渋谷にタイムスリップ?し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の夢を叶える軍師として活躍する姿を描く物語です。
そのシンガーソングライター月見英子が務めるのがBBラウンジなのですが、ランブリングストリートに存在したクラブ「VUENOS TOKYO」そのままなんです!(残念ながらVUENOSさんはコロナで閉店)歩く街並みも渋谷の街がかなり忠実に再現されていて、月見英子がイベントに出演したナイトクラブなども渋谷通にはわかる再現度の高さに注目が集まっています。
聖地巡礼としても人気を集めているこのエリア。休日はライブに訪れる人で溢れ、夜は渋谷のメインストリートと言っても過言ではなく、飲食店、BAR、ミュージッククラブなど多くの人の活気で溢れています。
「パリピ孔明」を観た人はもちろん、観ていない人も楽しめる「ランブリングストリート」の夜をぶらぶらしてみてはいかがですか?