緊急事態宣言で街の灯りが消えるなか、ポツンと残った光。それは街灯でした。
コロナ禍、眠らない街「渋谷」も電気が消えてひっそりと街灯だけが灯り、どこか寂しそうな雰囲気になっていました。雨の日も風の日も、お祭りの日も緊急事態宣言中も街灯は渋谷を見守ってきました。その街灯、じつはエリアによってデザインが違うのはご存知でしたか？？ いつも見ているようで、見逃している渋谷の街灯について『渋谷街灯コレクション』と題して特集していきます。
センター街の街灯からバトンを繋ぐのは、センター街にも負けない繁華街である「道玄坂の街灯」です。
歴史深いこの坂は、かつて花街であった円山町から近いこともあり、料亭などの名残を受けて飲食店が多く立ち並んでいます。シブテナでもインタビューにお伺いした「花菱」や「玉川屋」も道玄坂にありますね。
そんな道玄坂の街灯はクラシックな雰囲気。まっすぐ伸びた柱に昔のランタンをモチーフにしたようなデザインの街灯で、前回紹介したセンター街とは一味違いますね。南部鉄器で作られた柱が石畳とマッチしてさらに大人な渋谷を演出します。そんな街灯が夜光る様子はしっぽりという言葉が似合いそう。これから円山町に消えていくカップルの石畳の足元を照らしてくれそうな気がします。また、その柱に堂々と刻まれた「道玄坂」の文字が貫禄を感じる街灯でした。
渋谷の街灯コレクション、じつはまだまだ続きます。次はどこの外灯でしょうか？？
渋谷街灯コレクション、次回もお楽しみに！
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