日本人なら誰でも…と言っても過言でないほど、神社に足を踏み入れたことがあるのではないでしょうか？渋谷駅周辺にもたくさんの神社がありますが、神社といえば“鳥居”や“お賽銭箱”、あとは“狛犬”ですよね。
神社にお参りすると参道の両脇に一対で置かれた石製の狛犬を見かけます。そんな定番の狛犬が、もし犬じゃなかったら？？
以前紹介した、宮益坂の名前の由来。その中で宮益坂の中腹にあり、宮益坂の名前の由来にもなった宮益御嶽神社には、珍しい“ニホンオオカミ”の狛狼がいるんです。
まず、この神社“おんたけ”と読んでしまいがちですが、同じ漢字でも“みたけ”神社と読みます。御嶽神社は、古くは蔵王権在を祀った神社に多い名前。御嶽山の山岳信仰になり、その山に住んでいたのがニホンオオカミで、山奥で道を失った日本武尊（やまとたけるのみこと）と軍を導いたそうです。
また、オオカミはかつて“大神”とも言われ、古くから神に仕える生き物と言われています。御朱印にもしっかりとニホンオオカミが描かれていて、マニアの間ではなかなか人気なんですよ。
宮益坂を通った際は是非寄ってみてください。まずらしい狛ニホンオオカミはもちろん、高いビルに囲まれた独特の違和感がある神社はとても神秘的です。
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