若者から渋谷マダムまで万人が通る「文化村通り」

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渋谷の通りには多くの愛称や通称があります。自然発生的にできたものから、命名されたもの、最近作られたものなど様々です。そんな渋谷の街のナイスネーミングを探ってみたいと思います。

渋谷の街の通りの名前、あなたはいくつ思い浮かびますか? 

渋谷といえば「マルキュー」と言わしめた109ファッションビル。その109前の道玄坂下交差点付近から東急本店を通り松濤二丁目交差点付近に通じる道は、さて何通りでしょうか? ……正解は「文化村通り」でした! みなさん、知っていましたか?

今回ご紹介するのは、その文化村通り

1989年に開業した、再開発施設のBunkamuraに因んで付けられた愛称で、それ以前は東急本店通りと呼ばれていたそうですよ。センター街と隣り合わせなこともあり、多くの雑居ビルが立ち並び賑やかな印象です。そのなかでも印象的なのは”ドン・キホーテ渋谷本店”かもしれません。2017年の引っ越し後も変わらず、ずっと文化村通り沿いにありますね。

ちょっと足を伸ばして東急本店を越えた緩やかな坂を登っていくと、そこは松濤。そこからは「松濤文化村ストリート」として、近年はオーガニックなイメージを打ち出しています。この落ち着いた高級住宅街の雰囲気と渋谷という好立地のバランスが良く、近年ではお洒落なカフェや飲食店が増えてきている印象です。

松濤と言えば都内屈指の高級エリアで、芸能人や政治家なども多く住む格調高い街です。少し大人な雰囲気の渋谷を感じられるオシャレな通りになっていて、低層マンションなどが人気のセレブ憧れ住宅街です。

渋谷屈指のメイン通りの一つでありながら落ち着き、品格がある文化村通り。若者はもちろん、東急に向かうマダムや松濤の住人、ビジネスマンも多く行き交う万人に愛される通りとなっています。東急本店も建て替えられることが先日発表されました。進化し続ける文化村通りの今後に目が離せません。