構造豆知識その2 S造・SRC造

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前回のRC造に引き続いて、今回はS造とSRC造について説明します。

S造のSとは、Steel つまり鉄骨造のことです。

駅のホームなど鉄骨がむき出しになっている建物があるのでわかりやすいと思います。
鉄骨造の特徴のひとつはコスト。
鉄骨造の中でも使用する鋼材の厚さによって「重量鉄骨造」(厚さ6mm以上)と「軽量鉄骨造」(厚さ6mm未満)の2種類に分けられ、特に軽量鉄骨造は、工場生産した鋼材を現場で組み立てる、いわゆるプレハブ工法により、工期が短く済むのでコストを抑えることができます。

またRC造と違って、比較的大空間を設けたり、大きな窓を設けたり、壁の設置が自由にできたりと間取りの自由度が高いのが特徴です。

一方、壁が独立しているので、遮音性や断熱性は、一般的にRC造より劣ると言われています。
また鉄という材料は熱にも強くないので耐火性が高くないため、表面に耐火性能を高めるために耐火被覆を行います。

SRC造とは?

次にSRC造は、RC造とS造のメリットを兼ね揃えた構造で、鉄骨鉄筋コンクリート造といいます。
RC造のコンクリートの中に、鉄筋が入っているというとわかりやすいと思います。
RC造よりさらに耐震性が優れているので、高層建築に使われることが多い構造です。

普段街で見かける建物も、RC造、S造、SRC造なのか、構造を意識してみてみると、またちょっと違った視点で見られるかもしれません。

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