渋谷には多くの愛称や通称があります。自然発生的にできたものから、命名されたもの、最近作られたものなどもありますね。そんな渋谷の街のナイスネーミングを探っていってみたいと思います。
あなたはいくつ思い浮かびますか？
今回は取り上げるのは「オーチャードロード」。渋谷東急百貨店本店の脇道、道玄坂二丁目の信号を北上した神山町商店街のある通りです。なぜここが「オーチャードロード」と呼ばれているか、渋谷通の方ならすぐわかっちゃいますよね。
「オーチャードロード」といえば、シンガポールにある商業通りが有名ですが、おそらくそちらは関係なく、「Bunkamura」にある「オーチャードホール」が名前の由来でしょう。昔ながらのお店が多く残り渋谷の中でもやや下町感が残っていて、先日取材した「魚力」さんもこちらにあります。近年は「奥渋」として多くのメディアにも取り上げられる大人の街として人気のエリアで、落ち着いた雰囲気のカフェやレストラン、美人店主のワインバーなども有名ですね。
名前の由来になっていると思われるオーチャードホールの入るBunkamuraは、東急百貨店本店閉館と再開発に伴い大規模改修工事を実施予定。2023年4月より長期休館が決まっています。
東急百貨店本店の跡地再開発計画が進めば、より人気が高まりそうな「オーチャードロード」。先日ご紹介した文化村通りと合わせて、より大人の魅力を増す渋谷の象徴になっていくでしょう。
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