渋谷にまつわるエトセトラ“代官山に西郷どん?”

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幕末期の薩摩藩の武士であり、江戸城の無血開城、版籍奉還、廃藩置県など数々の歴史を変えてきた人物「西郷隆盛」。2018年には「西郷どん」として大河ドラマにもなりましたが、西郷隆盛といえばまず思い浮かぶのは鹿児島の方が多いはず。東京では上野公園の敷地内にも西郷隆盛像はあります。

ただ、東京にはもう一つ「西郷どん」のゆかりの場所があるんです。それは渋谷区代官山町。

先日、弊社シブテナも代官山に新店舗をオープンさせていただきましたが、その代官山に何故西郷隆盛ゆかりの場所があるのでしょうか??

都内屈指のおしゃれな街であり、ファッショナブルでありながら文化的な要素もある大人の街「代官山」。おしゃれな街並み、美しい緑……こんな素敵な街ですから当然多くのドラマや映画のロケ地として使用されています。特に旧山手通り沿いにある「西郷橋」なんて、一度はみたことがあるのではないでしょうか?そう、あの「花より男子」シリーズや、「ロングバケーション」、最近では「持続可能な恋ですか」でも使われていました。

街並みにマッチしたおしゃれなタイルや街灯が素敵な橋ですね。でも一体なぜ「西郷橋」なのでしょう?

じつは1874年頃、西郷従道(西郷隆盛の弟)は現在の目黒区青葉台二丁目に、兄西郷隆盛と共に住むことを目的として約5万坪の土地を購入しました。しかし、西郷隆盛は1880年の西南戦争で敗れ、自害。この土地で一緒に暮らす夢は叶いませんでした。そんな西郷従道のゆかりの土地の一部が「西郷山公園」や「西郷橋」になりました。
渋谷にゆかりのある西郷さん。西郷は西郷でも、弟さんの方でしたね。ご存知の方も多いでしょうが、弟さんも歴史上でかなり重要な人物です。内閣制度発足の一人であり、初代海軍大臣でした。

様々な背景のあるこの橋の歴史を感じながら、橋から見下ろす公園は美しく、ぐればまた違った街が見えてきます。シブテナ代官山店もオープンした代官山という街のお話もこれから少しずつアップしていこうかと思います。どうぞお楽しみに!

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