緊急事態宣言で街の灯りが消えるなか、ポツンと残った光。それは街灯でした。
コロナ禍、眠らない街「渋谷」も電気が消えてひっそりと街灯だけが灯り、どこか寂しそうな雰囲気に。雨の日も風の日も、お祭りの日も緊急事態宣言中も街灯は渋谷を見守ってきました。その街灯、実はエリアによってデザインが違うのはご存知でしたか?? いつも見ているようで、見逃している渋谷の街灯について『渋谷街灯コレクション』と題して特集していきます。
記念すべき第1回目はシブテナ実店舗も立地するセンター街の街灯から。
センター街の街灯は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。街灯の柱、中央部分には通りの名前(バスケットボールストリート、井の頭通り、その他)が記されていて、渋谷に初めてきた人にもとっても親切ですが……この街灯、少し変わった形をしていますよね。銀色の円盤のような形のせいでしょうか? 近未来的な形が、なんだかUFOにも、ぎょろっとした目にも見えてきます。かっこいいセンター街を体現しているというか、ギャル、ギャル男文化をここでも匂わせているのか、誰にもわかりませんが、この街灯が作られた1990年代はまさにこんなイメージだったのでしょうね。個人的にはこの渋谷センター街と表示された街灯を見ると、「あぁ渋谷に来た!」という気がします。
この街灯は街をセンター街を明るくするだけではなく、フラッグ広告がセンター商店街振興組合の収益の支えにもなっています。それまでは、年間の収益も少なく運営自体が大変だったそうですが、今はこの広告料でセンター街の朝の清掃作業費用までをまかない、クリーンなセンター街を維持できているようです。まさに、センター街の縁の下の力持ちといったところではないでしょうか。
実はシブテナスタッフの名刺はこの街灯をモチーフとしてデザインされています。この街灯と共に日々の営業活動に勤しんでおります。
普段気にかけることない当たり前の存在の街灯ですがよく見ると新たな発見があるかも知れません。
渋谷街灯コレクション、次回もお楽しみに!