緊急事態宣言で街の灯りが消えるなか、ポツンと残った光。それは街灯でした。
コロナ禍、眠らない街「渋谷」も電気が消えましたが、ひっそりと街灯だけは灯りつづけました。雨の日も風の日も、お祭りの日も緊急事態宣言中も街灯は渋谷を見守ってきました。その街灯、じつはエリアによってデザインが違うのはご存知でしたか？？いつも見ているようで、見逃している渋谷の街灯について、ちょこっと豆知識をお届けします。
渋谷の街灯。今回は渋谷と原宿を繋ぐ「キャットストリート」の街灯をご紹介していきます。
おしゃれな若者の集う通り「キャットストリート」。東京の立派な観光地の一つであり、みなさんもご耳にしたことのあるお名前かと思います。様々なアパレルショップが建ち並ぶ通りは、服飾や美容系の学生、このあたりで働くおしゃれな人たちはもちろん、修学旅行生やインバウンドの人たちまで集う人気エリアです。
そんなキャットストリートの街灯はめちゃくちゃ次世代な雰囲気なのです！ 見た目からも漂う次世代感の丸いデザインは、光るとより存在感を増します。何灯も光る様子は通りの道標のようで、近未来感を感じられます。丸いデザインの両サイドには、太陽光パネルがついているのですが、なんだか丸いデザインと合わせると顔と手に見え、棒人間のようにも感じて愛おしいです。
こちらの街灯は東日本大震災発生後、改めてエコの重要性を考え直し、防災の備えなどを「あらためて考え、確認し合うことが大切」と考えた区が、渋谷エコタウンプロジェクト実行委員会協力の下、賛同企業から寄贈を受け、2012年に設置したそうです。デザインは工業デザイナー喜多俊之さんが監修し、LEDランプを搭載した街路灯は、太陽光発電パネルでエネルギーをつくり、リチウムイオン電池でエネルギーを蓄えることができます。災害などで停電した際も蓄えた電気で明かりがつくという、防災目線も備えています。
まさに渋谷区が世界に誇る次世代の街灯ですね！！
渋谷の街灯コレクション、まだまだ続けますよ！ みなさんはどこか気になる街灯はありましたか？？
渋谷街灯コレクション、次回もお楽しみに！