再開発の目玉「渋谷駅桜丘口地区」

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「100年に一度の再開発」として注目されている渋谷。

2012年に完成した渋谷ヒカリエから立て続けに、渋谷ストリーム、渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラスなどが建ち、渋谷から少し足が遠のいただけでも浦島太郎状態になるほどの建設ラッシュです。

そんな再開発で、次の目玉として注目されているのが「渋谷駅桜丘口地区」の再開発事業。

渋谷駅西口から国道246を隔てたエリアで、春には桜が綺麗な桜坂が有名です。このエリア、今までは雑居ビルが立ち並び小さな飲食店が多い印象で、お目当てのお店や用事がなければ行ったことがないエリアであったかもしれません。

渋谷の中では少し印象の薄い桜丘ですが、ここを抜けた先は恵比寿や代官山方面とお洒落なエリアで、そこまでの道中もインテリアショップや今風なスタンド系の飲食店があり、じつは隠れたポテンシャルを秘めたエリア。

東急不動産(www.tokyu-land.co.jp)より

そんな桜丘が、2023年に新たらしく生まれ変わります。再開発エリアは桜丘町1~4、8番地など、敷地面積は約16960平方メートルにも及ぶそう。地上39階・高さ約180メートルのA1棟、地上17k階・高さ90メートルのA2棟からなる「A街区」。8番地に建設を予定する地上32階・高さ約150メートルのB棟からなる「B街区」と、それに隣接する地上4階・高さ約30メートルのC棟の「C街区」。この4棟で構成されています。主な用途はオフィスや住宅、商業施設も100店舗ほど入る予定です。

渋谷のIT文化再興への狙いもあり、国際都市化を目指す一端を担う桜丘再開発では多言語対応の国際医療施設、サービスアパートメント、子育て支援施設など、グローバル対応の生活支援施設を整備する計画。中でも、他の再開発にはなかったのが教会、国際交流施設が設けられるのが特色です。

渋谷駅からは西口歩道橋が架け替えられアクセスは良好。さらにJRの線路上をまたぎ桜丘地区と渋谷ストリームをつなぐデッキが整備、そこに新たな改札口を設ける計画もあるそうで、まさに駅直結のグローバルシティです。

2022年5月にはテナント、居住者の募集要項が公開され、すでに注目を集めている渋谷駅桜丘口地区再開発事業は、駅周辺の人の導線を大きく変える渋谷再開発のキーマンです。2023年と開業に向けてカウントダウンも始まり、街も人も、もう動き出していますよ。

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