渋谷が生み出す音楽【ゆずの公園通り】

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みなさんは渋谷という街の名前をいつ知りましたか? 私は広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」の歌詞にある「渋谷はちょっと苦手~」というフレーズで、おしゃれなカップルは渋谷でデートするんだ! とワクワクしたのを覚えています。

じつは渋谷の街は多くの歌を生み出しているようなのです。渋谷公会堂やO-EAST、屋根裏など歴史深いライブハウスなどが多いからでしょうか? それともスクランブル交差点や109などといった、象徴的な建物や通りが多いからでしょうか?

今日はゆずの「公園通り」という歌から、渋谷と音楽カルチャーの繋がりを紐解いてみます。

ゆずオフィシャルウェブサイトより

国民的ミュージシャンのゆず。そんな彼らが2018年にデジタルシングルとしてリリースしたのが「公園通り」です。ゆずといえばストリートミュージシャン出身で横浜松坂屋前で歌っていたのが有名ですが、なぜ渋谷なのか気になりませんか?

じつはずっと横浜でストリートライブをしてきた彼らが、1998年初めて有料ライブとしてワンマンライブを行なったのが、そうここ渋谷!! かつて公園通り沿いにあった公園通り劇場でした。公園通り劇場の運営は吉本興業で、多くのお笑いライブが行われており、ミュージシャンとしては初めての公演だったそうです。ですが、あえて普通のライブハウスではないこの場所がゆずらしい!という選択でした。

ゆずオフィシャルウェブサイトより

そんな「公園通り」のMVは公園通りで撮影されていて、今とは少し違った渋谷の街を感じることができます。撮影はリリースの2018年頃でしょうか。渋谷の「MODI」から公園通りを通り、ディズニーストアを抜け、オルガン坂との大きな交差点の真ん中で歌うシーンが出てきます。その時、後ろに建設中のPARCOが映るのが渋谷の時代の流れを感じられますよ。

また、「レストラン」という曲にもスクランブル交差点というワードが入っているなど、ゆずにとって東京を象徴する街なのかもしれませんね。

いつか、誰かの歌の歌詞に「シブテナ」なんてワードが入るといいなぁという夢を抱きながら、今日も渋谷の街に根付くべく頑張っていきたいですね。

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