写真で振り返る渋谷 ‐代官山駅-

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変わり続ける街、渋谷。現在も100年に一度と言われる再開発が行われており、その表情を変えつつあります。このコーナーではシブテナが渋谷区に特化し活動する中で出会ってきた昔の写真を、現在と比較しながら少しずつご紹介していきたいと思います。現在とは違う表情を見せる渋谷の写真をご覧ください!

今回はオシャレな街として全国的にも名高い代官山町の”代官山駅”です!

写真上は1982年頃に撮影されたそうです、下の2023年現在と比較してみましょう。写真上には看板に「東京急行 代官山駅」と書かれた小さな代官山駅、写真右側には住宅の駐車場も見えます。1986年の改良工事開始まで駅はこの姿だったようです。下の2023年の写真では、駅の周りには大きなファサード(建築物の正面建築物)がありその上に「代官山駅」の文字、ファサードの奥、住宅の駐車場だった場所には店舗があります。ちなみに、表紙の写真は1986年の改良工事直前に撮影されたようで、モノクロ写真ですが記事内のカラー写真よりも年代的には新しい写真です。

1982年頃の代官山駅は利用者数が近隣駅に比べると少ない駅であり、渋谷駅のような大型化の必要がありませんでした。しかしながら、当時の高度経済成長と歩調を合わせるかのように代官山でも既存の住宅や商店などの建替えが進展し、急速にテナントビルが増加したことによって利用者は増加。2000年、代官山アドレスのオープンによりその利用者数は年間450万人を超えます。当然、こじんまりとした駅の姿では対応が出来なくなり、現在の姿に徐々に変化していきました。多くの利用者に対応できる仕様になり見た目は大きく変わったものの、現在もどこか落ち着いた雰囲気を残しています。

代官山では今年度中に駅前立地を活かした「代官山プロジェクト」が竣工されます。このプロジェクト・再開発の完成で更に多くの集客が見込まれるようになると言われており街の活性化はさらに進みそうです。これまでも徐々に姿を変えてきた代官山駅、10年後にはまた違う顔になっているかもしれませんね!

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