【渋谷区銭湯コレクション】72年の歴史を持つ「笹塚温泉 栄湯」

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みなさん、銭湯はお好きですか?ひと昔ふた昔前は風呂無しの住居は日本中に存在し、そこに住む人たちの憩いの場として銭湯は愛されてきました。現在の住居には当たり前にバスルームが存在する時代になり銭湯は過去のものになったかと思われがちですが、世界に名だたる大都会である渋谷には今も銭湯が存在します。一般的なスーパー銭湯と違い「公衆浴場」と呼ばれるものは区内に「11」。多いのか少ないのかはわかりませんが、どの銭湯も味のある素敵な銭湯です。今回は渋谷区笹塚で72年の歴史を持つ「渋谷笹塚温泉 栄湯」について紹介したいと思います。

重厚感のある門構え

渋谷笹塚温泉 栄湯はその名の通り笹塚の地から湧き出る温泉を使っています。しっかりと温泉認定を受けている歴とした温泉施設です。贅沢ですね!その創業は戦後間もない1950年。72年という長い歴史を持っています。2014年に完全リニューアルし非常に綺麗でありながらも居心地の良い心温まる街の銭湯です。

筆者の昔の携帯電話に入っていた栄湯の写真。2008年頃。
シンプルな洗面台。使い勝手が良いデザイン。

さて、そんな渋谷笹塚温泉 栄湯を少し解説していきます。非常に清潔に保たれた脱衣室と、シンプルながら使い勝手のいい洗面台。大体15席くらいですかね、とても綺麗です!浴槽は41°Cの白湯・44°Cの入浴剤入りの2つの温浴槽があります。勿論、双方温泉!すごく柔らかく優しいお湯です。入浴剤は季節の旬ものを使われることが多いようで、特別な入浴剤を使用することも珍しくないそうです。

優しく、ついつい長湯してしまう内風呂。
様々な入浴剤が使われる。

笹塚温泉 栄湯にも流行りのサウナはしっかりと設置されています。古今の感染症対策の為、定員が決められており、男性7名、女性8名です。男女各12名までしか受付が出来ない為、お風呂に入る事が出来てもサウナに入れない、なんていうことも発生しますので要注意!こちらは俗にいう「コンフォートサウナ」という80°C前後の暑さでゆっくり入れるとされるサウナです。湿度も保たれており、熱いのが苦手な方も楽しめると言われるサウナですが十分に発汗作用があるのでハードサウナーにもしっかりお薦めできます。

感染症対策の為、人数制限中。

サウナでしっかりと汗をかいた後は水風呂で締める訳ですが、中腰にするとしっかりと肩まで浸かることが出来る丁度良い深さです。温度は約20℃、少しぬるいと言う方もいらっしゃるかも知れませんが深さがあるのでそこまで気になりません。いわゆる「ととのい椅子」はありませんので、邪魔にならないところでゆっくりと休めば体は「ととのい」疲れが綺麗に抜けていくでしょう!

20℃前後の水風呂。

筆者の全体的な感想は「とにかく全て丁度良い」です。広すぎず、狭すぎず、熱すぎず、ぬる過ぎず。全てちょうど良かったです。何かに特化する銭湯も良いですが、誰にでも楽しめるように「丁度良さ」を追求し続けているのかな?と感じました。この丁度良さが地元の人に長く愛される秘訣なのでしょう。実は筆者、過去に笹塚に住んでおり、通っていた時期があります。リニューアル後は初めての訪問でしたが、相変わらず「丁度良い」優しいお湯でした。これからもその丁度良さを守りながら、地元の愛される銭湯を守り続けてほしいと願っています。

渋谷笹塚温泉 栄湯(ささづかおんせんさかえゆ)

東京都 渋谷区 笹塚2-9-5

月曜日: 15時00分~0時00分
火曜日: 15時00分~0時00分
水曜日: 定休日
木曜日: 定休日
金曜日: 15時00分~0時00分
土曜日: 15時00分~0時00分
日曜日: 15時00分~0時00分

大人 500円(高校生以上)
中学生   300円
小学生   200円

サウナ:入浴料・貸タオル代込  950円

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